演劇ユニットG.com

出演者紹介 その14

山田の親方を演じる岩田安生さんは東京演劇アンサンブル所属の俳優であり、声優としても、「サザエさん」の伊佐坂先生役などで知られています。演出の三浦剛と深い信頼関係で結ばれ、「金の卵」シリーズにも全て出演しています。

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Q.G.comにかかわっていただいたそもそものきっかけは何ですか。

A.2005年の「金の卵1980」が最初だね。そのころG.comに出ていたのは若い人ばかりで、舞台に奥行きを出してもらいたいということで、剛さんの友達から紹介された。これまでのことを振り返ってみても、僕は付き合いに恵まれていてね。僕は、演出家の話を聞いて自分を膨らませていくんだ。稽古で読みを深めていくタイプの役者だけど、剛さんは頭がいいし、泳がせてもらっています。

 

Q.今回の作品についてはいかがですか。

A.1980,1960の方が人間の生きるきつさは出ていた。今回は経済性という問題を避けているのかな、という感じは受ける。今の若い人に受け入れてもらえるのはこの辺なのかな。芝居もお客さんを動員する必要があるし、資本主義社会の宿命でしょうね、

 

Q.これからのG.com、三浦剛にメッセージをいただけますか。

A.色々な役者がいます。付き合うのは大変です。よりによって、いちばん大変なのと付き合っちゃいましたね。でも、大変なのはご存知のはずです。

 

岩田さんは岩手県出身。舞台芸術学院卒業後、これまでに70~80本の舞台に出演してきたといいいます。その傍ら、広告代理店を経営、副業の域を超えた成功を収めたこともあるのだとか。こうした幅広い経験が、何とも洒脱な雰囲気をかもし出しているのでしょう。「芝居のリアルは、みんなが気づくようなレベルではダメなんですね。生きていると、そういうことを考えることがあるんだなあ、というところを掘り起こさないと。それがリアリティ」。芝居について語りだすと止まらない岩田さん。舞台に奥行きを与える岩田さんの存在感は、G.comの舞台に欠かせません。

小屋入り!

@中野

遂に小屋入り。公演が行われる中野「ザ・ポケット」に24日、G.com一行が到着。

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この日は大道具の立て込み作業が終日続けられました。七〇年代の工房を再現した、本格的なセットです。

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昭和の香りが強烈に漂ってきますね。

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主演の菊池豪さんをはじめ、キャストも作業に従事しました。お疲れ様!

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こちらは楽屋。これから一週間、泣くも笑うも、ここが俳優たちのすべての活動の拠点となるのです。

出演者紹介 その13

玉枝役の関根信一さんは劇団フライングステージを主宰し、作・演出・出演の三役をこなすほか、俳優として外部出演も多数。今回、忙しい日程を縫って、G.comの舞台に初めて出演いただきました。

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Q.脚本の三浦実夫の強い希望でご出演いただいたわけですが・・・。玉枝役のどういうところに魅力をお感じになりましたか。

A.私は自分の劇団ではよく女装しますが、これまで外部出演で女役をやったことはありませんでした。実夫さんは玉枝役として一番に私をイメージされたと聞きまして、ありがたいと思いましたので、スケジュールは押していても是非出演したいと思いました。

 

Q.1970年の庶民のおかみさんということで、演じる上でどのようなことをお考えになっていますか。

A.私は1965年に葛飾区で生まれました。今回の舞台の神田川とは違うんですが、荒川、中川、綾瀬川などの川が流れている地域で、台風で水があふれた光景なども覚えています。1970年には5歳ですから、ぼんやりと覚えている時代でもあります。

 女性を演じるにあたっては、歌舞伎ですとか色々スタイルはあるんですが、読み合わせのときに、このままでちゃんと女性に見えると言われましたので、特に何もやらず、声も作らず、普通に演じています。

 

Q.観客の皆さんにメッセージをお願いします。

A.この作品の世界では、血のつながりはないけど、多くの人々が身を寄せ合って生きています。とても懐かしい情景です。そういう暖かい人間のつながりを見て、ほっこりしていただけたら、と思っています。

 

「玉枝は常に着物で生活をしている女性ですから、所作を完璧にするよりはむしろ自然にした方が、着慣れた感じに見えると思い、そのようにしています」と話す関根さん。貫禄と人情味を兼ね備えた女性像を舞台に出現させています。関根さんの玉枝にご注目ください。

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