劇場の下見
次回公演「完全な真空/BLACK BOX」(3月24日~28日)でお世話になる中野の劇場「テアトルBONBON」さんに下見に行ってまいりました!
舞台の様子を確かめるG.com一行。トラムとは打って変わって舞台とお客様が近い!モダンでクール、それでいてぬくもりのある素敵な劇場でした。SF不条理向き?
舞台のイメージを確認しつつ想を練る三浦剛。舞台奥にある黒いものがちょっと目立ちますが、この日までの公演で使われた照明器具です。
舞台向かって左手にある桟敷風スペース。左より吉田朋弘さん、池津望奈美さん、劇場側スタッフの方、三浦剛。
この素晴らしい舞台からどんな作品が生み出されるか。ご注目ください!
完全な真空/BLACK BOX 始動!
「闘争か、逃走か。」の興奮から半月あまり。G.comは早くも次の公演「完全な真空/BLACK BOX」へ向け、走り出しました。
2月17日、世田谷区内某所にて出演者が勢ぞろい、3月24日~28日の本番目指し、稽古がキックオフ。寒波が猛威をふるう中、この部屋の中だけは熱気でムンムンしています。
こちらは「完全な真空」チーム。手前より池津望奈美さん、志村史人さん(劇団俳優座)、吉田朋弘さん。吉田さんは「完全な真空」初演時にも出演。池津さん、志村さんは今回G.com初出演になります。
こちらは「BLACK BOX」チームです。手前より菊池豪さん、古口圭介さん(演劇組織 夜の樹)、佐藤晃子さん(G.com)、宍戸裕美さん。初演時と同じ役を演じる佐藤さんに、「金の卵1970」に主演した菊池さん、「金の卵1970」「闘争か、逃走か。」でおなじみの古口さん、そしてフレッシュな宍戸さんという組み合わせです。
以上のキャストで作品作りに取り組んでまいります。そのようすは逐次、こちらの稽古場日誌でリポートしてまいります。
不条理SFのだいご味が味わえる「完全な真空/BLACK BOX」、チケット予約ページはこちらです。
http://ticket.corich.jp/apply/19000/015/
よろしくお願いします!
ありがとうございました!
シアタートラムネクストジェネレーション「闘争か、逃走か。」は27日、無事全日程を終了いたしました。ご来場いただいたお客様に心より御礼申し上げます。
苦戦した動員も何とか、それなりの数字には達し、多くの方々にG.comの世界をご覧頂いたことは、主宰三浦剛をはじめ、スタッフ一同本当にうれしいことでした。今後の活動に向け、何よりの励ましをいただきました。
次回作は早くも二ヶ月後に幕を開けます。「完全な真空/BLACK BOX」。「闘争か、逃走か。」の原点ともいうべき傑作不条理SF二作品のオムニバスです。3月24日~28日、中野のテアトルBONBONにて上演いたします。ぜひともご覧くださいませ。作品作りの様子は、またこのブログでお伝えいたします。お楽しみに!
それではまた近々、劇場でお会いしましょう!
初日大成功!
「闘争か、逃走か。」が24日初日を迎えました。満席でパイプ椅子が出る盛況、終演後は文字通り(大げさに言っているのでなく、全くの事実として)、いつまでも拍手が鳴りやまない。そんな、まれに見る大成功を収めました。また、主宰三浦剛と劇場制作部の矢作勝義さんによるポストトークも盛況。演劇界に新星現る!を強烈に印象付けました。
そんな初日の大成功にも関わらず、二日目以降の前売りは現在かなり苦戦。はっきり言って、お席に余裕がございます。ぜひともこの機会に、ご観劇ください!!
舞台写真は24日午後のゲネプロより。
三浦剛と矢作勝義さん(世田谷パブリックシアター制作部)のポストトークは劇場友の会からの奨励金目録の贈呈に引き続き行われ、三浦剛とG.comの歩み、「闘争か、逃走か。」の世界観、また今後の予定などについて約20分にわたり、話が展開しました。
矢作さん(左)の問いかけに笑顔で答える三浦剛(右)
主なやり取りは...。
Q.ネクストジェネレーションとして、40作品の中から「闘争か、逃走か。」を選びました。台本は大変面白かったのですが、果たしてうまく舞台化できるのかという声もありました。ところが、「ネクストジェネレーション」どころか、ベテランとも言うべき演出の技を見せてくれました。キャストも実にすばらしかった。
A.ありがとうございます。今回、最高のキャストで臨みました。
Q.G.comと三浦さんの歩みは?
A.高校時代はラグビーに明け暮れて、桐朋学園短大の演劇科に入るまで、演劇に触れることはありませんでした。入ってみて初めて演劇を知り、演出に興味を持ちました。あれこれ人に指図して、楽しそうだと思って(笑)。学内で行った初の公演の評判がよく、桐朋学園を中退したその年にG.comを立ち上げ、活動を開始しました。それが2000年ごろのことです。
Q.今回の作品は再演ですが、初演の時は賛否両論だったそうですね。
A.「闘争か、逃走か。」という題なのに主人公が闘争も、逃走もしていない、ということはずいぶん言われました。かなり思い切った結末なので、自分でも書いていて勇気が要りました。見た人で、怒る人はずいぶん怒ったし、面白いという人はすごく面白いと言ってくれました。
Q.今後の予定を教えてください。
A.3月24日から「完全なる真空/BLACK BOX」を予定しています。会場はまだ未定なのですが。
また、秋には文芸部の岡田早久雄が書いた作品を上演します。今回出演の三女優(佐藤晃子、内海詩野、高安智実)による一人芝居3幕という形の作品です。ご期待ください。
さらば稽古場
出演者紹介 最終回
主役の「男」を演じるのは初演と同じく、内藤羊吉さん。演出三浦剛の信頼厚い舞台俳優であり、TVのCM、ドラマなどにも出演しています。
Q.いよいよ本番が迫ってきましたが、いかがですか。
A.そうですね、稽古場の雰囲気はとてもいいです。再演ですので、ツーカーなところがあってやりやすいですね。今回、やはり初演とは違うことをやりたい。演出家(三浦剛)と共演者の皆さんの意見をどんどん取り入れています。ぎりぎりまで粘って、少しでもいいものに仕上げていきたいですね。
Q.今回、主人公の性格づけも、初演の「あまりできない男」から「できる男」に変わりました。
A.やはりだめな男の方が俳優としてはやりやすいですから、非常に難しいですね。今回、その点は大変苦心しています。できる男はやはり素ではできないですからね...。
Q.いえいえ。観客の皆さんにメッセージをお願いします。
A.初演をご覧にならなかったお客さんも大変楽しく、またご覧になったお客さんも前回と違う、タイトでわかりやすい、なおかつ面白い作品になっていますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。
「闘争か、逃走か。」初日は24日(日)午後7時から!24日(日)~27日(水)毎日午後7時、26日(火)のみ午後2時の回もあります。まだまだお席に余裕がありますので、ぜひぜひ見に来てください!
出演者紹介 その13
「女」役はおなじみG.comの看板女優佐藤晃子さんです。
Q.いよいよ本番が迫っていますね。
A.今回は全体的に、前回(初演)とは全く違う印象の作品に仕上がっていますね。
Q.それは、どういうところでしょうか。
A.見やすくなりました。初演はど真ん中は狙わず、マニアックなところを狙っていたのですが、今回は、よりシンプルになっています。
Q.今回、佐藤さんの演技でも、前回よりも笑いの要素が多いのが印象的です。
A.そういう演出でもないし、笑いを意識しているわけでもないのですが、いろいろ作品の内容のことを考えたら、こうなりました。
Q.観客の皆さんにメッセージをお願いいたします。
A.とにかく、楽しんでいただけたら嬉しいです。そのために作品を作っていますから。
今回、脚本は初演と大きく変わりがないのですが、演出や佐藤さんをはじめとする俳優陣の演技の方向などにより、かなり違った印象を与える作品になっています。初演をご覧になった方は、そうした点にも注目してみてはいかがでしょうか。
出演者紹介 その12
「村長」役として、今回俳優座から河原崎次郎さんをお迎えしています。
Q.この役のオファーを受けられたときはどのようにお感じになりましたか。
A.僕は悪役の方がやりやすくて好きなんです。どうしてこういう人間になったのかと考えて作っていくのがいい。「村長」役はその意味ではすごく考えさせられて。やると決めてからは早めに役作りを始めました。
Q.稽古場の雰囲気はどうですか。
A.若い人が多いからエネルギーがありますね。若さゆえの未熟さもこれからの可能性と言える。だから、若さに嫉妬しながら、楽しくやっています。
Q.観客の皆さんにメッセージをどうぞ。
A.いろいろな見方ができる芝居ですね。こういう風に見てください、というのはありません。いろいろに見て、面白かった、つまんなかった、ためになったとか、ともかく自由に見てもらいたいですね。
稽古場の河原崎さんを見るといつも、ベテラン俳優の確かな技術と存在感にうならされます。観客の皆さんもきっと、魅了されると思います。
出演者紹介 その11
初演に引き続き「博士」を演じるのは田谷淳さん。「博士」のエキセントリックさと裏腹の哀しさや優しさを表現できる俳優さんです。
Q.今回の現場はどうですか。
A.やはり一回やった劇ですから、それぞれの反省点もあり、集中力はうまく高まっている気がします。
Q.結果としてかなり見やすくなっているような気もしますね。
A.前回から時間も経っていますし、前回やりたかったことが頭の中でできていて、そこから組み立てるので、試行錯誤はするけれど、寄り道があまりないというか。それでわかりやすくなっているということは言えるでしょうね。
Q.観客の皆さんにメッセージをお願いします。
A.このお芝居はフィクションの面白さを楽しんでほしいです。もちろんその中にも真実はありますが、絵空事の面白さを余裕をもって楽しんでほしいと思いますね。
「博士」は前回も物語の解釈のカギを握る重要な役どころでしたが、今回はさらにその立ち位置が際立っています。主人公との絡みだけでなく、「博士」の個人的なドラマも厚みを増しています。「闘争か、逃走か。」最大の見どころの一つであることは間違いありません。ぜひご期待ください。
出演者紹介 その10
村の駐在役は藤田健彦さん。初演に引き続きの出演です。昨年の「金の卵 1970」でも(不思議なことに)駐在さん役でした。
Q.今回の衣装は西部劇の保安官風ですね。
A.そうですね。衣装さん(橘佳代さん)の提案で、今回は保安官になっています。衣装が違うので、気持ちも違いますね。再演ですが、いわばトータルリニューアルということで、いろいろと発見もあるし、同じ役をしていても、新鮮な気持ちがあります。
Q.観客の皆さんに一言お願いします。
A.新しい役者の方もパワーがありますし、初演から引き続きの役者陣も前回よりパワーアップしています。前回来られた方も、今回初めて見られる方も、それぞれ楽しめるようになっていますので、楽しみにしていただければ。
駐在の役も、確かに初演よりパワーアップしています。時に主人公に絡み、時に哲学を語る。藤田さんの駐在をお楽しみに。
出演者紹介 その9
村に住む農夫婦役は古口圭介さん(夜の樹)と内海詩野さん(壺会)。善良で気のいい、しかしちょっとエキセントリックな夫婦が場を和ませ、時に笑いを誘います。
農夫役の古口さんは初演に引き続きの出演です。
Q.稽古場の雰囲気はいかがですか。
A.今回は再演ですから、前回からのキャストが多く、リラックスしてできますね。
Q.でも相手役である農婦は初演と違いますね。
A.そうですね。ですから、その意味では再演ではないというか。全く違う役をやるというぐらい違う感じがあります。
Q.農夫婦は笑いを呼ぶシーンが多いですね。
A.本来笑いは得意ではないのですが、求められるものがだんだんはっきりして自分でも理解してきています。
「笑いが得意ではない」という言葉がすぐには信じられないほど、とぼけた味わいを自らのものとしている古口さん。作品にはその味を生かした場面が多く盛り込まれています。
農婦役の内海さんは初演には出演していない、今回の新キャストの一人。G.com作品は「金の卵 1970」に引き続きの出演になります。
Q.稽古場の雰囲気はどうですか。
A.うまい役者さんばかりで、すごく楽しいです。前回の「金の卵 1970」は時代背景のある劇でしたが、今回は抽象的で、寓話みたいですね。そういうお話が好きなので、前回との違いも含めて、楽しんでいます。
Q.農夫婦は笑いが多い役ですね。
A.ついついコント的なことをしてしまうのですが、しかし台本を読んでみると、農婦は心情のある役でもあります。笑いだけでなく、「生きている人」として見えていたらいいと思うのですが。
Q.観客の皆さんに一言
A.すごく不可思議なお話に見えますが、一人ひとりの登場人物は、それぞれ大切なものがある、生きた心情のある人達だと思います。それを感じていただけたらと思っています。
活きのいい内海さんの農婦役をお楽しみに!
出演者紹介 その8
出演者紹介 その7
稽古場にセットが・・・。
出演者紹介 その6
ゼットの相手役の「レディー」役はG.com出演3回目の高安智実さんです。今回のレディーは初演時のゼットの相手役「小娘」とはキャラが異なり、「村」に住む白ドレスの貴婦人で、主人公を翻弄します。
A.すごい単純に、素直な感性の人だと思います。感情がころころ変わったり、前のことをどんどん忘れていくところは、私に似ていると思います。
Q.稽古場の雰囲気はどうですか。
A.ともかく人がたくさん出ているので...。一人ひとりが同じ方向を向くと、空気が変わるのがわかるんです。自分がわからないことも教えてもらえますし。
Q.観客のみなさんに一言。
A.カラフルなお芝居ですね。いろいろな登場人物の「色」があり、一人ひとりがどんどん変わっていくので、オモシロがっていただければと思いますね。
女性のかわいらしさたっぷりの高安さんの演技にご注目ください。
出演者紹介 その5
初演に引き続き「電気屋」を演じるのは星野祐介さん(フルタ丸)。「電気屋」は純朴で気のいい、そしてちょっと強引なムードメーカーです。
Q.今回、初演との違いは感じますか?
A.不思議さが際立っていますね。やはり一回やったので、みんな心構えが違いますし、土台が整っていますね。
Q.稽古場の雰囲気は?
A.今回は前回よりもコミュニケーションが取れていると感じます。
Q.観客の皆さんに一言。
A.謎の多い世界ですが、無理に理解しようとせず、楽しんでみてもらいたいと思います。
大柄で存在感のある星野さん。真面目で一生懸命なところが笑いを引き起こす「電気屋」を楽しそうに演じています。星野さんの「電気屋」をお楽しみに。
出演者紹介 その4
「雨男」とは「村」に住む生き物...。たぶん。謎に満ちた「闘争か、逃走か。」の世界の中でもとりわけ謎に満ちた存在です。演じる浦川拓海さんは三浦剛の桐朋短期大学の後輩で、三浦の信頼厚い俳優さんです。
Q.雨男ってなんでしょうね。
A.何でしょうか。いまだ答えは出ていませんね。その意味で足場がない役で、演じにくいですね。多面性だけがあるというのか。
Q.せりふもありませんしね。
A.その分、宙に浮いていますし、楽しいけど不安ですね。スタート地点も、行き着く先も知らないという。結局結論はお客さんにゆだねることになると思います。
Q.初演と比べ、今回の現場はどうですか。
A.新しいキャストは味が濃い人が揃いましたし、二回目の人も味が一層濃くなっています。まだまだ発展途上の段階だと思います。仕上がりが楽しみです。
実は浦川さんは有名な「雨男」。この役柄はもともとはその事実から三浦剛が発想したものですが、今では作品世界の「裏の中心」とでも言うべき存在に発展を遂げています。浦川さんの雨パワーであなたの心に疑問の雨を降らしてみませんか。
出演者紹介 その3
出演者紹介 その2
バイオリニストの鈴木絵由子さん(右)と雨宮麻未子さん(左)。初演に引き続き、「村」に住む楽士を演じていただいています。脈絡もなく現れ、美しい音楽を奏でては去っていく。存在自体が謎という、そんな役どころです。
Q.今回は初演と比べてどうですか。
雨宮「人間になりました。初演ではアンドロイドという設定で...」
鈴木「人間の方が楽ですね。アンドロイドだと、笑ってはいけないとかいろいろ制約があったんで」
Q.今回トラムの舞台に進出ですが、盛り上がってますか。
鈴木「あまり...」
雨宮「大きな舞台でできるのはうれしいです」
Q.演奏曲も少し変りましたね。
鈴木「前回よりも納得のいくセレクションになりました。ストーリーにあった曲を選べたので」
俳優とは違った独特の存在感を発揮する二人。セリフはないものの、プロフェッショナルの演奏するバイオリンの旋律は言葉以上に雄弁。シーンに力強いアクセントを添えます。
色違いの衣装もかわいい鈴木さんと雨宮さんのバイオリン演奏をお楽しみに。
出演者紹介 その1
これから実に多彩な出演者のみなさんを紹介していきます。まずは最年少、子役の重森玲架ちゃん(右)、麻里亜ちゃん(左)です。
重森姉妹はG.comのアイドル的存在。特に姉の玲架ちゃんは出演作多数を数え、作品世界に欠かせない存在となっています。「闘争か、逃走か。」初演に引き続き、二人揃って、「村」に住む謎の姉妹を演じてくれます。
Q.初演に比べてどうですか。
玲架「役者が違う(何人かキャストの入れ替えがある)ので、雰囲気が違っている。一人一人、それぞれの人の雰囲気があるから。少し緊張してる」
麻里亜「私は今はあまり緊張はしてないけど、友達が見にくるから、間違えないか心配」
Q.難しいセリフがありますからね。
麻里亜「特に博士役の田谷(淳)さんとのセリフで間があるところがあるから・・・」
田谷さんと姉妹のやり取りは、作品全体のカギを握る重要なシーン。大きな見せ場でもあります。
大丈夫、二人ならきっとうまくできますよ!
ぜひご注目ください。
気をつけよう!ぎっくり腰
初稽古!
衣装合わせその他
「闘争か、逃走か」 顔合わせ!
ありがとうございました!
8月30日、「金の卵 1970」は、無事千秋楽を迎えました。多くの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。
30日はテレビ取材も入り、三浦親子やキャストらを取材したほか、舞台を二回に渡って録画。その模様はスカパー!216チャンネルにて10月31日放送予定の「アタラシイキズナ」という番組でお確かめください。
今回の公演で、多くの方々のご協力をいただき、G.comはまた一つ、成長することができました。これから10月のワークショップ、1月のシアタートラムでの「闘争か、逃走か。」公演など、スケジュールが目白押しです。数年後にはどこまで大きくなっているか、まるで予想も付かない状況になってきています。これからも三浦剛とG.comをよろしくお願いいたします。
いよいよ! そして何とテレビに?!
@中野。
今日は場当たり。役者さんが本番のセットの中で台本の流れに沿って、位置や演技のタイミングなどを確認していく作業です。明日のゲネプロ、そして本番に向けて、真剣な詰めの作業が続きます。
さてここで、驚きのお知らせが。
今回の公演がなんとなんと、テレビのドキュメンタリー番組に取上げられることになったんです。スカパー!216チャンネルにて10月31日放送予定の「アタラシイキズナ」という番組です。三浦実夫と剛の、親子でありながら脚本家と演出家であるという、珍しい関係にスポットを当てた内容になるとのこと。もちろん、稽古や本番の様子もごく一部ですが、映ります。番組を担当される制作会社テレコムスタッフさんの撮影・取材は、この日も精力的に行われました。
ドキュメンタリー番組で捉えられる公演の舞台裏。「金の卵 1970」を二倍も三倍も楽しめるチャンスです。ぜひご覧ください!
出演者紹介 最終回
主人公鉄男の師匠である真介を演じるのは伊東達広さん。劇団俳優座所属のベテラン俳優です。鉄男を励まし、ときに壁のように立ちはだかる。偏屈だけど時代は見えている。作品世界をぎゅっと引き締める役どころに生命を吹き込んでいただきました。
Q.遂に明日初日ですね。手ごたえはいかがですか。
A.こればかりはお客さんの反応を聞いてみないと。うまくいくといいなと願うだけです。
Q.真介はどんな男でしょうか。
A.屈折した男ですね。自分のイメージと違う人生を歩んでいますので。一方で後に来る人に少しでも何かを残したいという気持ちを持っています。この点は僕と違います。でも、僕も若い人とお互いに刺激し合って、いいものを作りたいという気持ちはありますね。
Q.お客さんに対してメッセージをお願いします。
A.真介は戦後生まれのオヤジとは違う、昔のオヤジだと思います。そんな昔のオヤジを感じてもらえたら、役者としては大成功だし、満足です。難しいことですが・・・。
今回、伊東さんは若手対象の稽古などにも自ら積極的にご参加いただき、若手にお手本を示していただきました。真介は感情の振り幅も大きく、見せ場も多い役。舞台上に見事昔のオヤジが出現しますかどうか。それを確かめるのはあなたです。
出演者紹介 その14
山田の親方を演じる岩田安生さんは東京演劇アンサンブル所属の俳優であり、声優としても、「サザエさん」の伊佐坂先生役などで知られています。演出の三浦剛と深い信頼関係で結ばれ、「金の卵」シリーズにも全て出演しています。
Q.G.comにかかわっていただいたそもそものきっかけは何ですか。
A.2005年の「金の卵1980」が最初だね。そのころG.comに出ていたのは若い人ばかりで、舞台に奥行きを出してもらいたいということで、剛さんの友達から紹介された。これまでのことを振り返ってみても、僕は付き合いに恵まれていてね。僕は、演出家の話を聞いて自分を膨らませていくんだ。稽古で読みを深めていくタイプの役者だけど、剛さんは頭がいいし、泳がせてもらっています。
Q.今回の作品についてはいかがですか。
A.1980,1960の方が人間の生きるきつさは出ていた。今回は経済性という問題を避けているのかな、という感じは受ける。今の若い人に受け入れてもらえるのはこの辺なのかな。芝居もお客さんを動員する必要があるし、資本主義社会の宿命でしょうね、
Q.これからのG.com、三浦剛にメッセージをいただけますか。
A.色々な役者がいます。付き合うのは大変です。よりによって、いちばん大変なのと付き合っちゃいましたね。でも、大変なのはご存知のはずです。
岩田さんは岩手県出身。舞台芸術学院卒業後、これまでに70~80本の舞台に出演してきたといいいます。その傍ら、広告代理店を経営、副業の域を超えた成功を収めたこともあるのだとか。こうした幅広い経験が、何とも洒脱な雰囲気をかもし出しているのでしょう。「芝居のリアルは、みんなが気づくようなレベルではダメなんですね。生きていると、そういうことを考えることがあるんだなあ、というところを掘り起こさないと。それがリアリティ」。芝居について語りだすと止まらない岩田さん。舞台に奥行きを与える岩田さんの存在感は、G.comの舞台に欠かせません。
小屋入り!
出演者紹介 その13
玉枝役の関根信一さんは劇団フライングステージを主宰し、作・演出・出演の三役をこなすほか、俳優として外部出演も多数。今回、忙しい日程を縫って、G.comの舞台に初めて出演いただきました。
Q.脚本の三浦実夫の強い希望でご出演いただいたわけですが・・・。玉枝役のどういうところに魅力をお感じになりましたか。
A.私は自分の劇団ではよく女装しますが、これまで外部出演で女役をやったことはありませんでした。実夫さんは玉枝役として一番に私をイメージされたと聞きまして、ありがたいと思いましたので、スケジュールは押していても是非出演したいと思いました。
Q.1970年の庶民のおかみさんということで、演じる上でどのようなことをお考えになっていますか。
A.私は1965年に葛飾区で生まれました。今回の舞台の神田川とは違うんですが、荒川、中川、綾瀬川などの川が流れている地域で、台風で水があふれた光景なども覚えています。1970年には5歳ですから、ぼんやりと覚えている時代でもあります。
女性を演じるにあたっては、歌舞伎ですとか色々スタイルはあるんですが、読み合わせのときに、このままでちゃんと女性に見えると言われましたので、特に何もやらず、声も作らず、普通に演じています。
Q.観客の皆さんにメッセージをお願いします。
A.この作品の世界では、血のつながりはないけど、多くの人々が身を寄せ合って生きています。とても懐かしい情景です。そういう暖かい人間のつながりを見て、ほっこりしていただけたら、と思っています。
「玉枝は常に着物で生活をしている女性ですから、所作を完璧にするよりはむしろ自然にした方が、着慣れた感じに見えると思い、そのようにしています」と話す関根さん。貫禄と人情味を兼ね備えた女性像を舞台に出現させています。関根さんの玉枝にご注目ください。
8月23日の稽古場から
出演者紹介 その12
主人公・鉄男の妻で女医の夏子を演じる佐藤晃子さんは、G.comの専属俳優として、これまで多くの舞台でヒロイン役を務めてきました。「金の卵」シリーズでも、1980、1960、1970の全てに出演しています。
Q.今回の稽古場はいかがですか。
A.強いエネルギーを持った俳優さんが集まっていますから、「おはようございます」のあいさつの瞬間から、稽古場にエネルギーが満ちています。とても刺激的です。
Q.三浦実夫さんの脚本について。
A.力のある脚本ですね。実夫さんにとって本当のことしか書かれていないということはやはり意識します。俳優として、演じることで大切なものを表現できればと思っています。
Q.抱負をお聞かせください。
A.お客さんに楽しんでいただきたいです。そして、一人でも多くの方にこの舞台を見ていただきたい。そう思っています。
「私は、言葉での表現が下手なので・・・」と話す佐藤さん。「役と出会う瞬間」を求めて今日も模索を続けます。あなたも俳優・佐藤晃子を目撃すべく劇場に足を運んでみませんか。
8月20、21日の稽古場から
8月19日の稽古場から
出演者紹介 その11
主人公鉄男の義理の姉・安代を演じるのは泉川真理さん。脚本の三浦実夫さんが他の劇作家と合同で行ったリーディング公演に読み手として参加したのが縁で、今回ご出演いただきました。
Q.安代の役をどう思いますか。
A.東北の農家の嫁という、自分とは全く違う背景を持った人ですね。昔の農村の写真集を見たりしてギャップを埋めようとしているのですが、農作業とか本当に大変そうで、見ているうちにだんだん泣けてきました。
Q.今回の現場はどうですか。
A.楽しいですね。私は今はフリーですが、もともと劇団育ちで、ふだん知っている人が役をするわけですが、G.comはユニットですから、どういう役者さんなのか既成概念がない、真っ白な状態で役の上でお付き合いできるという楽しさがあります。本当にいろいろなキャリア、トレーニングを積んだ役者さんが集まっていますね。
Q.相手役の本山三火さんは随分年下ですが。
A.とてもやりやすい人です。反応が見えて。信頼感が持てる相手役ですね。
「三浦実夫さんの台本のファンなんです」とおっしゃる泉川さん。「働く場というものを描ける劇作家の方は少ないですよね。お話をいただいたときは嬉しかったです」と有難いお言葉。安代は善良さとたくましさを兼ね備えた女性。意外な(?)見せ場もあります。お楽しみに!
8月17日の稽古場から
@亀戸。
本番まであと10日。稽古もいよいよ大詰め、この日から一週間、亀戸の稽古場に本番のセットに近いものを作りこみ、仕上げにかかります。今日はセットの設営に続き、通し稽古が行われました。
役者も総動員でセットの設営作業。
作業中の一こま。子役の重盛玲架ちゃん(右)と妹の麻里亜ちゃん。
続いて通し稽古。
藤田健彦さん、伊東達広さん。
土田裕之さん、家紋健太郎さん、菊池豪さん。
岩田安生さん、菊池さん、佐々木誠二さん、伊東さん。
土田さん、菊池さん。
菊池さん、奥田晃平さん、伊東さん、橋本昭博さん。
伊東さん、佐藤晃子さん、末吉慶子さん、内海詩野さん。
伊東さん、末吉さん、古口圭介さん。
本山三火さん、菊池さん、泉川真理さん。
佐藤さん、田谷淳さん、伊東さん。
出演者紹介 その10
謎を秘めた朝鮮人・朴を演じるのは佐々木誠二さん。「金の卵 1960」に続く出演になります。劇団昴所属の中堅俳優として、舞台出演多数のほか、深みのある男性的な美声は、声優として幾多のアニメ、海外ドラマなどでおなじみです。
Q.今回の役柄はいかがですか。
A.いろいろ歴史的な背景があり、気楽に演じられる役ではありません。面白いが大変難しい役ですね。真摯に取り組まないといけないですし、気を引き締めています。
Q.稽古場の雰囲気はいかがですか。
A.和気藹々として楽しいです。ほのぼのとしていて。ただ、集合とか稽古の開始時間等で、劇団と勝手が違うと感じることもありますね。
Q.抱負をお願いします。
A.あるところまではつかめてきたと手ごたえを感じています。ある場面で「役と出会えた」と感じたのですが、あと2週間でそれをどこまで掘り下げられるか。お客さんには、この朴という男の人生を一瞬でも感じてもらえたらと思っています。
佐々木さんは今回、役作りの一環として減量に取り組み、持ち前の精悍さに一層磨きをかけています。徹底したこだわりは、プロ意識の高さをひしひしと感じさせ、若手俳優たちのいいお手本となっています。朴は悲しい過去を持つ男。佐々木さんの人物造形にご注目ください。
8月16日の稽古場から
出演者紹介 その9
警察官の黒崎を演じる藤田健彦さんは、昨年の「闘争か、逃走か」に続き、二度目の出演です。日本舞踊の名取であり、財布などの小物の製作も手がけるなど、多芸多才の人。その全体像は、いまだに誰にも知られていないのかもしれません。
Q.前回(「闘争か、逃走か」)も今回も警官の役ですね。
A.G.comのおまわり俳優ということで・・・。他では警官を演じたことはないので、不思議な現象ですね。G.comの世界の警官のイメージが私とぴったり合うということなのでしょう(笑)。
Q.今回の現場はどうですか。
A.若い子もよく動いているし、上の人はいろいろな意味で暖かく見てくれたり、全体の空気を締めてくれたり。刺激的な稽古場です。
Q.黒崎の役をどう思いますか
A.警官とは言っても、前回のおまわりさんとは違って、黒崎はいろいろなものをしょっています。それのどこに比重をかけるかで人物像が変わってきます。あと公演まで半月足らず、最後まであがいて行きたいですね。
過去の幻影の中であがく黒崎。他の登場人物とともに、作品に陰影を与える役どころです。藤田さんの演技にご期待ください。
8月12日の稽古場から
@仙川。
衣装協力の重盛美智子さん、伊東達広さん、演出の三浦剛
菊池豪さん、佐藤晃子さん。
古口圭介さん、末吉慶子さん。
岩田安生さん、伊東さん、内海詩野さん、関根信一さん。
用松亮さん、末吉さん、土田裕之さん。
今回の公演で、小道具の和服生地の製作をお願いしているアーティストの池田盛人さんが稽古場にきてくださいました。
池田さんは鮮やかな色彩でぶっ飛んだ妄想世界を展開し、G.com主宰三浦剛と世界観を共有できるアーティストです。昨年の「闘争か、逃走か」のチラシ絵を描いていただいたのに続き、今回は作品のカギとなる、ある特別な図柄の和服生地を製作いただいています。実は美大の日本画科出身という池田さん。この日持参した下絵には三浦も俳優陣も目を奪われました。舞台のもう一つの主役ともなりそう。これを見るだけでもチケット代を払う価値があるかも!?
池田さんの世界は、ウエブサイト「アートサイト妄想ドライブ」で覗くことができますよ。
出演者紹介 その8
いよいよ出演者紹介も中堅どころに差し掛かってまいりました。
やくざの銀二を演じるのは田谷淳さん。男の色気や凄みを表現できる役者さんです。G.com作品出演は3回目になります。
Q.銀二という役をどう思いますか。
A.登場の目的ははっきりしていて、その分、演じる側から言うと制約がなくて、広がりを持たせられる役ですね。人物としても、まっすぐといったらおかしいですが、ある目的の達成を目指して前進していける人です。彼のやり方が正しいかどうかはもちろん別ですが。
Q.銀二はこの後、幸せになれるんでしょうか。
A.わかりませんが、このお芝居の登場人物はみな幸せになると思います。銀二は、ちょうど僕の親父の年代にあたるんですが、まだまだこれから豊かになる時代ですしね。
Q.本番までの抱負をお聞かせください。
A.早めに形を作りたいと思っています。昭和の感じを出したいんですが、昭和の人というのは、いい加減さもあって、大真面目でもないと思うんです。だから、最後には崩したいと思っています。
「三浦実夫さんのホンは、それぞれの人物像をくっきり出すことが大事だと思っています」と語る田谷さん。その意味で言えば銀二はまさに「格好よさ」の担当?ご期待ください。
セツルメント診療所長の川瀬を演じるのは古口圭介さん。劇団「夜の樹」所属の中堅俳優さんで、G.com作品は二度目の出演になります。
A.年齢層が幅広く、いい意味で緊張感のある現場ですね。楽しみながら稽古に臨んでいます。
Q.川瀬という人物についてどう思いますか。
A.彼はある悲しい過去を背負っています。もちろん、自分には経験のないことなので、想像して人物を作っていくしかないのですが、基本的には同じ人間ですので、親しみを持って川瀬に接するようにしています。
Q.途中でいなくなる役でもありますね。
A.その場では観客に忘れられてもいいかな、と。見終わった後に、ふっと思い出されるような人物にしたいですね。
「変な演技プランに果敢に挑む人」として、俳優仲間の静かな支持を受ける古口さん。川瀬役も、観客の記憶に確実に痕跡を残してくれることでしょう。
8月9日の稽古場から
出演者紹介 その7
クラブママにして作家の茜を演じる内海詩野さん。演劇集団の「壷会」を主宰する女優さんです。
Q.稽古場はどうですか。
A.今まで出たことのない、小劇場っぽさのない大きな芝居なので、楽しいけど厳しい現場ですね。
Q.キャリアのある方が何人も出ていらっしゃいますよね。
A.本当に存在感があって。声が大きいとかそういうことじゃなくて、「生きている」という感じで。底にあるパワーが違うんですよね。盗めたら、と思います。
Q.茜についてはどう思いますか。
A.最初は江戸っ子姐御でちゃきちゃきと思ってたんですけど、戦災孤児でもあるし、この人の生きてきたところを出せればと。結構いつでも舞台に出ている役なので、便利な存在になっちゃうのでなく、役の人間性や背景を出したいですね。
「なにかすごく真面目な人みたいなインタビューになっちゃいました」と照れた内海さんですが、実は本当に真面目な人。素敵で存在感のある茜にご期待ください!
やくざの天を演じる奥田晃平さん。G.com所属俳優であり、大道具などでも力を発揮する働き者。ふだんは「番長」と呼ばれています。
Q.天という役柄についてどう思いますか。
A.根はいいやつで、兄貴分・姉貴分の銀二、茜が好きでたまらないんです。やくざをやっているのも、銀二と一緒にいたいからだと思います。
Q.演じる上での抱負を聞かせてください。
A.とにかく台詞を忘れないでがんばります。
荒事の多い役柄ですが、天の秘められた優しさにもご注目を!
主人公鉄男の兄・徹を演じる本山三火さん。何ともいえない存在感は稽古場でも異彩を放ち、休みの役者の代役としても盛んに起用されています。
Q.G,com初出演ですが、稽古はどうですか。
A.楽しいですね。年上の方がいっぱいで、新鮮ですし、勉強になります。
Q.徹という役柄をどのように演じていますか。
A.一生懸命ダメな人間を演じようと思っています。金がなければ、働くよりも借りようという人間で、エネルギーの方向が違うんですね。でも素直で、真剣なんです。
Q.抱負をお聞かせください。
A.こういう人、いるいる、という感じを観客に持ってもらいたいです。
徹は、脚本家三浦実夫さんの周囲にいた実在の人物をモデルにしています。周囲に迷惑をかけ通し、嫌われ、呆れられてはいても、いつまでも記憶に残ってしまうダメな人。本山さんの演技をお楽しみに!
8月5日の稽古場から
出演者紹介 その6
Q.前回出演時に比べ、稽古場などはどうですか。
A.前回作品は2本合わせても出演者8人で、今回はその2倍以上ですから、だいぶ違いますね。
Q.直樹がいつも抱えているギターですが、用松さんは以前からやっていたんですか。
A.はい。高校の時から。
Q.直樹をどう思いますか。
A.まあ、自由な感じでいいんじゃないでしょうか(笑)。僕がやる役はいつもまあ、こんな感じのテキトーなやつです(笑)。
Q.ムードメーカー的な役どころですね。
A.ええ。その割に空気読めないんですけど(笑)
ひょうひょうとした持ち味で常に稽古場を盛り上げる用松さん。休憩中もギターの練習に余念がありません。用松さんの演技から、自由の風を感じてみてはいかが?
(インタビュアー:文芸部 友田)
出演者紹介 その5
悉皆屋の谷を演じるのは、今回G.com作品初出演の家紋健太郎さんです。「変な味」を特徴として、どちらかというと邪道を走るタイプの俳優さんです。
Q.稽古場はいかがですか。
A.和気あいあいとして、僕のような変なアイディアも暖かく見守ってもらえるのが嬉しいですね。
Q.谷はどんな人物ですか。
A.隙間、隙間に出てくるタイプですね。自分なりには誠意を持っているのですが、周囲にはうさんくさいと思われる。おちゃらけているようで、実は貴重な情報をもたらす人物なんですが、そこを押さえつつ、うさんくさい感じを出していきたいですね。
「昭和が大好き」という家紋さん。「金の卵 1980」ではスタッフに名を連ね、「いつかこのシリーズに出たいと思っていました」と笑顔で語ります。昭和の香り漂う家紋さんの「うさんくささ」をお楽しみに!
8月2日の稽古場から
@三軒茶屋。
きょうは女優陣の衣装合わせが行われました。和装の専門家・重盛美智子さんと制作の奥田英子さんが持ってきた和服などの衣装を、役の性格や季節感、TPOなどを考えながら、合わせていきます。
泉川真理さんと関根信一さん。
かっこいい!内海詩野さん、末吉慶子さん、田谷淳さん。
りりしい!佐藤晃子さん。
衣装協力の重盛美智子さんと衣装の相談をする関根さん。今回の着物は、舞台である昭和40年代の流行を踏まえたものです。重盛さんによると、呉服業界が和服の流行を生み出していく動きのさきがけとなった時代だそうです。重盛さんは、今回の作品を通じ、「日本人としての伝統的な衣服の歴史や、それを自分で着るということを見直してもらえると嬉しいですね」と話していました。
出演者紹介 その4
Q.G.com作品は初出演ですが、稽古はどうですか。
A.若い人からベテランの方まで、様々な方が出ているので、緊張もしていますし、自分のためにもなっています。僕ももう若くはないので、迷惑をかけるだけでなく、若い出演者に何かプレゼントできるものがあれば、という気持ちもありますね。
Q.役柄の竜二をどう思いますか。
A.自分とは時代も違うし、単純に行動に走るところは自分とは違いますね。あ、頭がよくないところは似ているのかも(笑)
Q.いえいえ。最後に抱負をお聞かせください。
A.うまくお芝居の一員になれるよう、がんばります。
友禅作家の卵・一平を演じるのは橋本昭博さん。三浦剛の桐朋学園の後輩であり、既にG.com作品の出演は「金の卵 1960」「闘争か逃走か」に続き三回目。G,comの舞台ではおなじみの顔になりつつあります。
A.人が多くて、稽古場が非常に刺激的ですね。幅広い年齢の方と一緒に芝居できて。作品としては、父と母の世代の青春を体験できるので、とても面白く感じています。今と違って、ものはあまりないけど、活気やぬくもりを感じます。
Q.一平という役柄はどうですか。
A.本筋と直接の関係はないので、歌とか、小ネタでいろいろ遊べるのがいいですね。
どんな小ネタが飛び出すか。「楽しい夏にしたいです」と語る橋本さんの演技をお楽しみに。
(インタビュアー:文芸部 友田)
8月1日の稽古場から
出演者紹介 その3
Q.今回、役作りのために工房で一日修行をしましたが、どうでしたか?
A.筆の持ち方一つとっても、体験しなければわかりませんでしたし、大変勉強になりました。
Q.今回の作品のテーマである職人魂は感じましたか?
A.それが、事前にイメージしていたものとは違いました。師匠は、やわらかい感じの人で・・・。一方で、描かせてもらった絵をじっと見る目は緊張感がありました。職人を演じる上では、メリハリをつけることが大事なのかな、と思いました。
菊池さんがどんな職人像を舞台に描いてくれるか、楽しみです。
(インタビュアー:文芸部 友田)
出演者紹介 その2
Q.風子をどう思いますか?
A.自分にない純粋さと若いパワーがあります。
Q.末吉さんも充分若いと思いますが・・・。
A.自分は落ち着いちゃってるし、あまりパワーもないと思います。
Q.・・・。
いやいや、末吉さんは若さもパワーも充分。ほろ苦い失恋、強烈なびんたなど、注目場面もたっぷりです。「私はまだ生まれてもいない時代の話ですが、風子の役を通じて、前向きに生きる当時の人たちの姿をお客さんに伝えたいです」
今週の稽古場から・・・
出演者紹介 その1
稽古の後に虹
7月19日
紐につるした五円玉を妊婦のお腹の上にかざすと、赤ちゃんの性別がわかる――。そんな占いがかつて一世を風靡したんだそう。「金の卵」の一シーンに取り入れられています。妊娠している女医の夏子(佐藤晃子)を取り囲むアパートの面々。風来坊のギター弾き直樹(用松亮)が「五円玉が回ると男の子なんだって」と言い、「ああ、回る回る」とみんな大はしゃぎ。
ストーリーとは直接関係ない遊びの部分。でもこんなところこそ、みんなの遊び心を刺激するみたい。演出の三浦剛が「『こんにちは、赤ちゃん』と言ってみて」と用松さんに要求すれば、真介役の伊東達広さんは妙に真剣な顔で五円玉を食い入るように見つめる。扉から入ってくる悉皆屋・谷役の本山三火さんが重要な情報をもたらし、ストーリーを進めようとするも、何だかみんな上の空――。
「この占いは、長女が生まれるときに流行ってましてね」と脚本の三浦実夫さん。「え、そのときは当たったんですか」「ええ」「ほうっ、当たったんですか」と実に食いつきのいい伊東さん。渋い役者さんなのに、お茶目な表情を見せてくれました。
修行・・・
立ち稽古はじまってます
稽古場日誌 晃子メソッド
G.com名物と言えば、ピンク先生の晃子メソッドでーす。
今回は、出演者多数のため、若手中心に、土曜の稽古前の一時間やっとります。
岡田です。
はてさて何でピンク先生かと言えば、稽古着がピンクだからです。ただ、毎回ピンクと言うわけではないです。ピンク先生は今回のヒロイン役、夏子をやる女優の佐藤晃子さん。
みんな寝てます。大の字です。呼吸をしています。ちなみに呼吸は鼻から吸って、口から吐く。簡単なようで、意外と出来て、いないもんです。口呼吸はダメですよ。最初はそれだけです。でも不思議です。空気がピーンと張り詰めてます。
稽古場は、いつもの入間。と言っても、
そんな中、みんな大の字。でも、何かが起こります。指先が幽かに動き、腕が上がり。踵から足が動いていきます。ゴロンと回ったり。赤ちゃんのポーズになったり。やがて呼吸は激し。大きく、全体が動き出します。
そして彼らは、しっかりと、二本足で立ちあがるんだよ。
なんでだろう感動的なんだよねえ。
舞台に、おいて本当に必要なのは、確固とした「存在」なんだと思う。言葉に頼らず。ただ大地から立ちあがるという中に、根源的な存在の何かが有るんだろうなあ。
10月に、G.Comワークショップがあります。ご希望の方は、そこで晃子メソッド経験できますので、宜しくお願いしやす。
稽古場日誌②
稽古場日誌 χαοζ(カオス) と κοσμοζ(コスモス)
いやあ、カオスが先だったんですわ。世の中って、つまりね「コスモス(宇宙)」は後なんですね。なにせ宇宙ってえのは「秩序」ってやつに支配された美しいやつでんがな。はい
と言う事で、岡田です。
まあ、今回も稽古がはじまりまして。三浦も書いてますが、吉野さん。凄いです。早いです。サァーって「宇宙」設計しちゃいました。みんな宇宙の秩序に、イヤ、まだだな。ほんまもんの宇宙は、これからでしょうからな。まあだ、カオスん中です。
稽古場という根源の混沌に「秩序」を何とか場見って、立ち上がっていく役者さんたちは、2400年前と同じなんやろうなあ、なんてな事を考えつつ、稽古場に行ってやす。
立体化、立ち上がる事、二本足で立つ事。単純でかつ、もっとも困難な事です。
今回は19人。役者さんは、実は「人間」だけの存在とちがいましてな。半分は神さんです。まあ、半神ですなあ。なんせ、Theater(劇場)は、ギリシャ語でθεατρον(テアトロン)つまりθεοζ(テオース、神)の居る場所でっさかいな。
まあ、人間が舞台にのるか、神々が現れるかは、それこそ、これからの鍛錬しだいでんがな。がんばりましょうかあ。