かたること。 - 演劇ユニットG.com

かたること。

残酷な諦め。岡田

「老いる」ということは、物事の本質に近づく事だと思う。「若さ」は、本質からひたすら遠くにいる、その無意識が、まれに本質を言い当てることもあるだろうけれども、やはり、何かを諦めきった本質とは違う。

諦め、受け入れて、それでも「生きる」。それは本当に困難な事なのかもしれない、そして初めて「老いる」という場に入る事ができる。

欲望や、自分と言う、小さな場所から、より大きな場所へ行くには諦め、受け入れて、老いる、しかし、それは老化とは違う。「老いる」事によって、何かが、豊かに存在するようになるんだと思う。

もくもくと働くことは、自分が持ち、かつ存在する小さな場所ではなく、おおきな場所の全体でありながら一部である世界に属し、その世界を活性化していくこと。生き続けると言う苦痛から、それは遠くに存在する「生きる」と言う本質に喜びとともに属する。それには老いなければならない。