公演の案内です。 壺会第十回公演 『女存在』 - 演劇ユニットG.com

公演の案内です。 壺会第十回公演 『女存在』

onnasonzai.png壺会第十回公演 『女存在』
【Story】
待つことは孤独との戦いで一人で待ち続けることは やっぱりどうしようもなく寂しいことです。
それでも待ち続ける二人の女がいました。
「あの場所に帰ることからすべては始まる」という事だけは分かっているからです。
懐かしいあの場所に帰りたかった二人が 奇跡のような必然のような「出会い」をはたしました。
そしてお互いをすべてだと思い込んでしまったのです。
相手がそれでないと分かってしまっても二人は離れようとしません。
暖かくて居心地の良いここを離れまた孤独を選ぶ勇気を持てなかったのです。
でも知ってしまったのです。二人は。世界がもっと広いことを。

【Cast】高橋朋子 内海詩野
【Timetable】3月4日(金) 19:00 5日(土)14:00/19:00 6日(日)13:00/17:00〔全5ステージ〕
          ※開場は開演の30分前。上演時間は90分を予定しております。
【Ticket】前売 2800円 / 当日 3000円
【Place】 ブローダーハウス (京王井の頭線「東松原」駅改札出て右、徒歩1分 ※急行は止まりません。) 〒156-0043 東京都世田谷区松原5-27-10

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どうも岡田です。『千羽鶴』で太田夫人を演じてくれた、内海詩野ちゃんの劇団「壺会」の公演でーす。ちなみに壺会さん、作家の朋ちゃんと女優の詩野ちゃんが10年前、二十歳の時に旗揚げしたそうです。
『女存在』はその旗揚げ公演の時の演目。そんでもって、その再演です。

まあ、嘘偽らずに、正直に言うとね、最初、「なあーんだ、二十の学生ん時のやつね。」なあーんて思ったんですわ。
でも、通し稽古を見てね。これは・・・!(やや、ネタばれしますよ。でも、バレても大丈夫かな。)

 

 いやあ、興味深いですよ。万人が万人とも面白いと言う商業演劇からは、もっとも遠い所にある、非常に演劇的な演劇かなあ。
故に、簡単で誰にでも分かると言う芝居ではない。

まあ、二人の女の二人芝居ですから。それも具体的な「物語」が有る訳でもなく、延々と台詞が洪水のように流れてくる。初めはね、ラストに落ちのように二人の関係が、パって知らされて大団円かなあ、なんて思ってたんですけれど、そんな安易な事は無し。最後の最後まで緊張した演劇の、その「濃さ」の中にどっぷりと浸かったまんまです。非常に緊迫した異様な空間の「通し稽古」。

分類すると「不条理劇」になるんだと思います。途中、カフカみたいな所もあるし。でもね、個人的には不条理劇って好きじゃないんですよ、ベケットみたいなね。何でかって言うと不条理劇って乾いてる。乾燥していて、人間の血しぶきが感じられない。なんか演劇のもつ「生」の力から遠い気がする。

今回、通し稽古を見ていて思ったのは、その生への距離は、不条理劇に「女」と言う「何か」が欠けてるせいかなって思ったりもした。女性の役柄が無いとか、そういう意味では無く、何か「女」と言う、ある本来的に不可解で、それゆえ根源的に「生」と不条理にも結びつかなければならないような存在がね。

さて『女存在』、まだまだ存在にむけて超越していきますよ。では、劇場で。

チケットは↓からお願いします。

http://tsubokai.jimdo.com/