アフタートーク with 和田周さん - 演劇ユニットG.com

アフタートーク with 和田周さん

「千羽鶴」公演は25日土曜日、シアターコレドにていよいよ初日を迎え、幸いにして観客の皆さまの温かい拍手のうちに、幕を閉じることができました。さて、初日公演後には三浦剛が敬愛する演劇組織「夜の樹」の和田周さんを迎え、ご意見をうかがいました。  

DSC_1443.JPG(左から、和田周さん、三浦剛、岡田久早雄(脚本)、出演者の吉田朋弘)

主なやり取りは...。
和田周さん 今回の芝居は刺激的で、見にきてよかったです。すごく素敵でした。それに、空間がいいね。二畳(セットのこと)だけど4畳半みたいな世界で...。演出の意図を少し聞きたいんだけど。男性の役割は?
三浦 この男性は現代人で、それが小説を読み、(三谷菊治として)千羽鶴の女性と関係をもったとき、何を得ていくかを見せたかったんです。答えはお客さま一人一人が感じることですが。
和田 この空間の魅力を考えたときに、女性の持つ暗がりを覗きこむような芝居を期待したいですね。今日は少しセリフの音量なども大きすぎて、外に向かっていたのかなと思いました。
三浦 まだまだ初日なので、劇場の大きさにしっくり来ていないところもあります。これから修正していきたいです。
和田 男性の俳優も反応し過ぎかな。もっとブラックホールのような存在でいてほしい。
三浦 考えとしては、能で言えば、女性がシテで、男性がワキ、お客さまは男性を通じて女性を見るという構造なんです。
和田 男性の役者はつらいですね。反応しないというのはね。
和田さんのご友人の俳優・石津康彦さん 難しいですよね。無対象で表現されているゆき子もいるし...。
三浦 やはり演じすぎたね。
吉田 そう思います。
三浦 俳優はもちろんわかっているんです。でも、お客さまの存在は大きいから。この初日は、稽古場で一度も出ていないものが、いいものも、悪いものも両方出ました。この反省を明日から活かしていきたいです。

雰囲気は終始和やかながら、お互いを認める演劇人どうしの真剣勝負の会話。会場は熱心に聞き入っていました。
和田さんが主宰する演劇組織「夜の樹」は創立30年目を迎える伝統ある劇団ながら、20代~30代の役者も多く、アヴァンギャルドで知的、かつ不思議な熱を帯びた公演には熱心なファンも少なからず。次回公演「まうしろの今」は11月4日から。こちらをチェックしてみてください!
http://www.yorunoki.com/yokoku/yokoku.htm