出演者紹介 その2 内海詩野 - 演劇ユニットG.com

出演者紹介 その2 内海詩野

 今回の公演の最大の見どころとも言うべき最強女優陣。トップバッターは第一場で三谷菊治の亡父の愛人である太田夫人を演じる内海詩野さん(壺会)です。

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Q.G.com出演は三回目ですね。今回は前二回と比べ、ぐっと少人数ですが。

A.楽しいですね。個々の場は女優の一人語りの形式ですが、やはり一本のストーリーですから、4人芝居という意識でやっています。充実して中身がぎゅっと詰まっている。こういう公演に出会うことは少ないです。いいチャレンジをさせていただいています。

Q.川端康成原作、そして岡田さん脚本と、異色の作品ですが。

A.台本以外に小説もあるというのは、新鮮で面白いですね。小説、戯曲、そして役者といわばバトンタッチしていくわけです。小説と戯曲は別の作品でありながら、やはりそこにはおのずと共通した匂いがあります。それを逃さないようにしたいと思って演じています。

Q.川端の作品は以前からなじみがあるとお聞きしましたが。

A.ボイストレーニングで「掌の小説」を朗読したことがあります。川端の小説は、音読すると本当に美しい文章、美しい言葉で書かれているんです。それに川端は女性の美しさや醜さを書きこんだ人ですよね。今回の「千羽鶴」もまさにそうで、岡田さんの脚本はそういうところをすくいあげて、機微のあるお芝居にしていると思っています。

Q.公演が間近に迫りました。

A.今回は腰が強いというよりは、どちらかというと繊細な役作りをしています。だから、一つ外すとすぐ壊れてしまうんです。その意味で、これが完成形というのではなく、本番になってもチャレンジが続くのではないでしょうか。

Q.お客さんに一言お願いします。

A.ストーリーというより、心情や情景を共有していただける作品にしていきたいと思っています。楽しみにしてください!