出演者紹介 その1 吉田朋弘 - 演劇ユニットG.com

出演者紹介 その1 吉田朋弘

 今回の公演の象徴とも言うべき金魚鉢を前にたたずんでいるのは吉田朋弘さんです。

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今年3月の「完全な真空/BLACK BOX」に引き続きの出演になる吉田さん。

今回の役三谷菊治は三人の女性が寄せるさまざまな思いを受け止めていく難役です。

Q.今回はほぼセリフがない役ですね。

A.初めてですね。事前にイメージしていたよりもはるかに難しいです。ふだん言葉にどれだけ頼っていたのか実感しました。

Q.三人の女優さんが入れ替わるなか、ひとり出ずっぱりの役でもありますね。

A.一回通した後では想像以上に疲れを感じています。ただ、演じているときは大変という感じはないですね。やはりホンとしてはつながっているので…。

Q.思いを受け止める役ですね。

A.受け止めるだけ、というか、受け止めたものを昇華させるような部分はないですね。思いが蓄積されていくというか。

Q.川端康成の原作ですが。

A.これまでも原作のある作品は経験がありますが、やはり最初は頼ろうとするんですね、原作に。今回は原作は菊治の視点でかかれているので、特に参考にする部分は大きい。でも稽古を重ねていくと、ある時点から全く別物になります。原作のイメージは時々思い出すんですが、それをそのまま表現するということはありません。

Q.菊治についてどう思いますか。

A.菊治は色々ありますけど、男としてはしょうがないのかな、と思います。男性に共感してもらえるという役とは少し違いますけど、深いところでは身に覚えがあるというか、想像の範囲内なんじゃないかな。

Q.あと一週間足らずですね。

A.どのくらい完成したのかは考えよう、ですね。一週間しかない、ではなく一週間もある、と考えて、もう一段階、二段階上っていきたいと思います。

Q.お客さんにどこを見ていただきたいですか。

A.時代うんぬん、お茶の世界うんぬんというよりも、この作品は男と女、ですね。生活をしていく中で実際の男と女、どうなのかというところを見てもらいたいです。たとえば女性が見ても「やっぱり男っていやだ」と思うかもしれないし、「女性としてわかる」という部分もあるかもしれませんし…。

アダルトな作品への道をひた走る千羽鶴。三人の女性の思いを受け止める菊治=吉田朋弘さんがその軸であることは間違いありません。その男ぶりにご期待ください。