公演「千羽鶴」 織部、志野、長次郎 - 演劇ユニットG.com

公演「千羽鶴」 織部、志野、長次郎

古陶磁の茶道具です。岡田

   今回の公演で、三つの焼き物が出てきます。

黒織部のお茶碗。志野の水指。長次郎の楽茶碗

一応、全部、安土桃山時代に焼かれた陶器です。

◎織部、志野に関しては『茶道具の世界3 和物茶碗』(淡交社)の中に、うまい説明があったので引用します。

「多分、信長が美濃の斉藤氏を滅ぼした時に、瀬戸の職人が美濃に来て焼き物を焼いた、それを「瀬戸黒」「黄瀬戸」と呼ばれる。その野放図な瀬戸黒がある。瀬戸黒はプリミティブ。

次の世代ではそれを洗練しようとする意識が生じる。その意識が、野放図さとか、野太さとか、そういうものと微妙にバランスをとって「志野」が生まれる。「志野」には微妙な中間的なバランスのよさ、つまり美しさがある。

そのバランスが微妙に崩れて行ったとき、デフォルメだとか、けれん味だとか、誇張だとかを、より意識的に増幅する方向に深まって「織部」になっていく。」

◎長次郎は人の名前です。多分、秀吉の時代の朝鮮出兵で、捕虜として日本に連れられてきた渡来人。聚楽第の瓦を焼いて、その功績で「楽」の字を貰って、「楽焼き」「楽茶碗」となったとか。「茶の湯の美」として利休が非常に好んで、利休とともにさまざまな茶碗を焼いています。

百聞は一見に如かず。

「千羽鶴」にでてくる織部はさわらびの図の黒織部。多分これだと思う。oribe.jpg

志野は絵志野としか書いてないんで、詳しくは分かりませんが、こんな感じだと思います。20cm弱で、意外と小さい。

sino.jpg

 

長次郎も詳しくは書いてない、こんな感じかな。

tyoujirou.jpg