蜻蛉 - 演劇ユニットG.com

蜻蛉

朝、会社に行ったら、コップの中で死んでました。かげろう。   岡田

多分、夜に飛んで来て、事務所に閉じ込められて、水分が欲しかったのかなあ。コップの内側にくっついて、初め生きてるのかなあなんて思ったけど。動かない。死んどりました。

薄緑の、ほんと薄い羽根。でも顔見ると、結構カマキリみたいで、確か肉食です。

遠くから飛んでる所とか、すぐ死んじゃうさまは、蜻蛉のようとか言って、はかない象徴だけど、でも本とは、もっともっと生きてんだろうな、こいつらも。

偶然だけど、朝、蝉がいました。道を歩いてた。羽根が奇妙に変形してたなあ。多分、羽化する時に障害があって、羽根が上手く開かなかった。もうすぐ死んじゃうだろうなあ。

そう言う時は、殺してあげるのが、人間の情。それとも……死ぬまで苦しむのを、じっと、内心喜んで見ているのが人間の性。

いやあ。日曜に、『リア王』を見ました。韓国の劇団 美醜。やっぱ凄い芝居だな、リア王。権力の頂点にあった王が、全てを失い、獣のような娘たちに、むごたらしく、生の全てを毟り取られ、虫けらのように死んでいく。

「どんな貧乏な乞食でも、その何も無い生活の中に、何かしら余分な物を持っている、お前たち(長女・ゴネリル 次女・リーガン)それをさえ毟り取ろう言うのか。」

そのうち、感想などを書きますね。