すもう取り、モナムール - 演劇ユニットG.com

すもう取り、モナムール

やくざといい、暴力団というけれども、

いずれみんなそんなもんだった、と思う

のですよ。

せいぜいあまり腹を空かさないで生きていきたい

もんだと、それで御の字だと思っていた時代は、

所詮みんな荒波の上の小舟。身体がでかすぎるとか

飯を食いすぎるとかそんなことで親にうとまれて、

相撲部屋に放り込まれ。竹刀で殴られ、蹴られ。

ありがたや、飯だけは食べさせてもらえた。

それがすもう取りというもの。要は

巨体が頼りの見世物稼業、どうせまともな仕事じゃ

ない。八百長にばくち、酒、けんか。

侠客とすもう取りは江戸時代からの

お友だちどうしじゃないですか。今頃何を

騒いでいるのか。

 

でも結局人が生きるなんて、せいぜいそんな

もんじゃないのか。今あなたがやくざと関係

ないにしたって、たまたまじゃないか。

そんなきれいに生きられるの?人間が?

 

そんな疑問すら浮かばないような生き方上手の

皆さんが「信じられない」と相撲の「不祥事」と

やらに顔をしかめて見せるのだと思います。

実際は逃げ遅れた連中の演じるどたばた喜劇。

だっていまどきちょんまげにふんどしですよ?

期待にそぐわぬ天然記念物ぶり。

馬鹿だとは思うが、どこか憎めない。