アウトレイジ - 演劇ユニットG.com

アウトレイジ

いやあ惜しかったなあ、オランダ戦。ってうそ。

サッカーなんかに興味はない。

渋谷駅前に六時過ぎにいて、サッカーは七時からだった、

カメルーン戦では深夜、渋谷が結構大変なことになって

いたらしい。そんなのに巻き込まれたらたまらない。

 

ともかくサッカーと関係のないところに行かなくてはと焦って、

思わず買ってしまった映画のチケット。北野武はここんとこメディアに

出まくって、映画をヒットさせようと一生懸命。で、前売りは1300円。

う~ん。ふつうより200円安い。

映画館は渋谷東急。名前はいいが、実際は駅から10分ほども歩く

不便な立地。渋谷で東急だったらもっと便利な映画館がいくらでも・・・。

どうもあまり期待されていないような・・・?

 

行ってみた。サッカーの日だから特別かもしんない。

それにしても入ってなかった。四分の一くらいかなあ。

封切後間もない土曜の夜にしては寂しい。

 

肝心の内容。ま、詰まんなくはないです。

要するにやくざ映画でどんどん悪い人たちが出てきて殺し合いを

するわけです。でもこれってすっごいジャンルものって気がすんなあ。

 

なんだろ、もちろんやくざ映画っていうジャンルなんだよね。

映画のような抗争なんて現実にはなかなかないわけです。

抗争って言っても、ふつう死ぬのは多くて2,3人。

だから、やくざの人だって平均寿命は堅気とそう大きくは変わんないと思うよ。

酒やら麻薬やら不健康な生活だから、5,6年短いかもしれないが、

それにしたって六十歳台後半だろうよ。

 

だから、やくざ映画(外国のギャング映画を含む)ってただのお話、男性向けの

ファンタジーで、割り切って想像の世界を楽しむものなんだろうけど、

でも、「なんかありそう」って思うところが実は面白さだったりもするのかな。

自分たちの平穏な日常の陰に、非日常の男たちの命がけの戦いがあるのかも

って思わせるところが。面白いやくざ映画って、そうだったじゃん。

「仁義なき戦い」でも、「ゴッドファーザー」でもそうだった。

 

ま、それがまさにファンタジーというものなわけだけど。

 

たけしのこれは、かなりはっきりと「ないな」って感じなんだよ。

キャストが豪華すぎるのもあるのかな。

三浦友和とか椎名きっぺいがやくざだからね。演技のうまい下手とは別の部分で

「ない」感じで。「ソナチネ」に出てた若き寺島進の人相の悪いことといったら。

やくざ映画では、ああいう顔を見たいもんです。

 

そんなわけで、話は面白いし、これといって欠点はないのだけど、

なんかそそらない。ヒットしないと思う。