ふっとね、 - 演劇ユニットG.com

ふっとね、

手を合わせる。
こともないなあ。岡田です。

『驟雨』を見に、銀座に行きました。初回を見たんで、朝9時くらいに銀座に着いて、モーニングでも食おうと、適当にさがして、プロントに入りました。

プロントって、イタリア語で「もしもし」だよね。
なんてことは、良いとして。

薄暗いんだ店内。やっぱ、日のあたる所、まして外が見えるところが良いなああ。二階は、喫煙スペース。明るきゃ良いかって行ったんだけど、落ち着かない。

結局、一階の隅っこの方。でも、店がずーっと見渡せるとこを発見。
妥協妥協。で座って。パン食って。ロイヤルミルクティー。

ふっと、向こうの席に、黒い服のおばさん。おばさんは失礼かな。おしゃれしてる訳じゃないけど。普段着でも、少し気を使ってるみたいな。落ち着いた、んでもって古い美容院の美容師さんみたいな感じの、50代くらいの女の人。

コーヒーとパン。座って、一息。ふっとコーヒーに目を落として。一瞬、手を合わせた。

祈るとか、そんな深い事じゃなくって、昔からしてるんだろうな。でも、感謝とかじゃ無くって、習慣が瞬間にでたって感じ。
気恥ずかしいって、無意識な感覚もあるのか、一瞬だけ、さって感じなんだけど。

だけど、「有り難い」ってことが、手を合わせる事、つまり「感謝」の大本であって、時とともに、元初のその感覚、喜びは失われていく。でも、ふっとした瞬間に、それが、何の前触れもなく、現れる事がある。
芸術っての、そういう「きっかけ」を提示する為に必要とされるんだと思う。

でも、ふっとした瞬間。忘れてました感謝。感謝、感謝。