『驟雨』成瀬巳喜男 - 演劇ユニットG.com

『驟雨』成瀬巳喜男

岸田国士の一幕戯曲の映画化
岡田

ほんとうは、太宰の『斜陽』だったらしい。でも企画が頓挫して、水木洋子の脚色で、岸田国士の大正末の一幕戯曲、数本を一つの物語にしたとか。

『山の音』、『浮雲』と同じ。撮影 玉木正夫、美術 中古智、脚色 水木洋子。成瀬、黄金期の作品だけんど。 

映画と演劇。
やっぱ「似て非なるもの」なんだろうなあ。
成瀬の映画にしては、言葉が多すぎる。まして、一瞬のまたたきの中に、深い感情表現が出来る監督だから、却って、台詞がうざくなる。

演劇だったら、つまりアップなんか全くない表現だったら、岸田戯曲の言葉が生きるんだろうけれど、言葉以上に、表情や光の陰影が浮かび上がるのが、特に成瀬映画の特徴だから。これはミスマッチだなあ。

『山の音』、『浮雲』とかもやるんで、↓ 銀座シネパトスでーす。

「日本映画レトロスペクティブ-PART10-
~シナリオ作家 水木洋子と巨匠たち~」

http://www.humax-cinema.co.jp/cinema/special/meigaza/ginza_meigaza2.html