演出も必要だけんど。 - 演劇ユニットG.com

演出も必要だけんど。

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ。彫刻家、建築家、演出家だったこともあったらしい。
岡田

ベルニーニと言えば、「聖テレサの法悦」です。
 

聖テレサの法悦.jpg終わっちゃたけど東京都美術館の「ボルゲーゼ美術館展」。ベルニーニの大理石彫刻「ボルゲーゼ枢機卿の胸像」が来てて、その時思いました。演出過多かなあってね。まあ胸像なんで演出のしようも無いんだけど、精神として見えてくる「演出」。

「聖テレサの法悦」背景には光の降臨まであって、法悦状態のテレサと、そんでもって凄いのは衣服です。波打つような布が、そのまんま大理石で彫刻されてる。
「ボルゲーゼ枢機卿の胸像」も動きは無いんですけど、そのなかにきちんと、衣服のしわは表現されてました。まるで現物と見まごうようにね。

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニは、17世紀のイタリアの彫刻家、建築家、画家。「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛されたらしい。ミケランジェロを継いで、聖ピエトロ大寺院を完成させたのも、確か、ベルニーニ。
ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ラファエロの後を継いだ、芸術家かなあ。バロックと言われるけど、マニエリスムの芸術家と言う方が正しいような。
マニエリスム、つまりマンネリズムかな。

演劇の演出もしてたらしいです。昔、12CHのテレビでやってて、それこそ度肝を抜くような演出、スペクタクルをやった人。
でもねえ。イタリア。戯曲は残らんかったですねえ。

もちろん演出は大事なんです。でもルネッサンスの熱い衝動が消え。その残滓を慈しむかのように過剰な演出が、顔を出したような気もします。