初花、遅桜。 - 演劇ユニットG.com

初花、遅桜。

花見の話じゃありません。大名物、肩衝茶入でーす。
岡田

三井記念美術館の特別展「徳川家康の遺愛品」。天下の名品と言われる「初花」「新田」「遅桜」。
今回は、その内の二品の展示。「新田」は水戸徳川家に伝わって水戸にあるみたい。

将軍とか権力者で、美に対して造詣が深いのは、やっぱ足利家。
義満、義政とかだと思う。
「大名物(おおめいぶつ)」という区分も、義政の東山御物がもとの格付けかなあ。
戦国大名は、忙しかったろうしね。
信長とて「人生、わずか50年」だから、価値は見えていたとしても、収集とか区分とかそんな暇はないだろう。
特に家康は、「美」とかよりも政治的に利用した形跡が強いかなあ。でも、その家康に、この3品が集まったんだなああって気もする。

↓「初花」。思ったよりも地味でした。畠山の「油屋肩衝」とか見てたからかも。

 

初花.jpg↓「遅桜」。初見は、こっちの方が好きだった。

 

遅桜.jpgでも、もう一回みたら。やっぱ「初花」かなあ。

「初花」とは、言い得て妙だなあ。やっぱ地味。でもね、形も綺麗に整ってる。
初めて咲いた桜の、初々しさみたいな感じかあ。なるほどなあ。満開の美しさではなく一輪、やっと冬の寒さの中にポッ浮き出るような。そんな感じ。

「遅桜」。肩の辺りが不揃いな感じがする。満開が過ぎて、それでも咲き誇る強さ。
でも、ややくたびれて、装飾が多いかなあみたいな。

あの小さな世界に、その感化があるんやねえ。