女、母。ハハハ! - 演劇ユニットG.com

女、母。ハハハ!

岡田です。

先週は、木曜に小沼勝『箱の中の女2』、土曜に古川ちゃん作・演出・箱庭円舞曲の『とりあえず寝る女』。日曜にワーグナー舞台神聖祝典劇『パルジファル』。

以前、横浜で、アイナー・シュレーフってドイツの劇作家の『ニーチェ』を、PORT Bが公演してたのを見た時、非常に強く思ったんだけど、「母親」ってのが、前面に出てくるのは、近代なんかなあ、ヨーロッパで言えば19世紀位。
シェークスピアには、あんまり理想的な母親像って出てこないし、モーツァルトのオペラでも無い。
舞台って事では、ワーグナーになるかなあ。KISSの瞬間に母親像が浮かんできたり、産後すぐに死んだ母親を憧憬したりとね。
まあ、ワーグナーを利用したのはナチスで、今もって、イスラエルでワーグナーは禁じ手らしい。

ワーグナー好きの、プルーストもマザコンちっくだし、ハイデッガーも結構、母親ってのが濃厚だったりする。
でも、母=理想、母=故郷、故郷=国家、母=国家てな論法が結び付いて、世界大戦の背後を支えたような気もするんだよね。
母から「女」を取り除きたいのは、子である「男」の理想なのかもしれんけど、「女」はギリシャ悲劇のメディアのように、平気で子供を殺すんだって事も、きちんと表現せんとなあ。

でも、箱庭の赤澤ムックさんの、母さんは、おもろかったなあ。