舞台神聖祝典劇『パルジファル』 - 演劇ユニットG.com

舞台神聖祝典劇『パルジファル』

久し振りのオペラだす。
岡田

演奏会形式でした。通常、演奏会形式といっても、軽い演出や、衣装程度は入るんですけど、まったく入らない、歌手は正装での演奏会形式。

(解説に、こんなんがありました。)
「それは昨今のオペラ上演(特にドイツ語圏で)は演出主導で大胆な読み替えが行われ、作品本来の意味合いや音楽的な魅力を十分堪能できないケースがままあるからだ。
それはワーグナー作品上演の聖地とされるバイロイト音楽祭においてですら例外ではない。いや、むしろバイロイトはその急先鋒なのかもしれない。
例えば、2004年にプレミエ上演されたクリストフ・シュリンゲンジーフ演出、ピエール・ブーレーズ指揮のプロダクション。
舞台上はフェンスで囲まれた難民キャンプかゴミの山のような装置で埋め尽くされ、それがターンテーブルで回転しながら物語が進行する。第2幕の終盤、パルジファルに破れたクリングゾルが、ロケットに乗ってその場を脱出。上演中にもかかわらず会場からは失笑が漏れる始末。さらに第3幕、「聖金曜日の奇跡」のバックには、ウサギの死体が次第に腐敗して朽ちていく動画が延々と流される。
そこにはワーグナーの書いたト書きの要求はまったく存在せず、あまりにも奇抜な視覚情報の洪水に気をとられ、出演者の歌唱や演技、ブーレーズと祝祭管弦楽団が紡ぎ出す音楽などがまったく印象に残らなかった。
このため筆者は翌年、再度この演目を鑑賞した折には、音楽的に重要な場面に差し掛かると目を瞑って努めて舞台を見ないようにしなければならなかったほどだった。」

ただねえ、全く演出が無いってのもねえ、それはそれで辛いんですわ。ましてや、休憩入りの6時間弱。
ワーグナー最後の作品だし、深淵と言うよりは単純な事の繰り返し。「舞台神聖祝典劇」とか言う、ボケ老人の晩年の戯言か? 見たいな舞台ではある訳で、だから延々と説明台詞が続いたりする。
ただ、前にも書いたけど、「聖金曜日の音楽」、まあたった5分弱だけど、あの音楽は美しいけどね。

まあ、疲れました。友人の蕎麦屋といったんだけど、蕎麦屋が、友達に「今日、パルジファル、行くんだあ。」って言ったら、一言「頑張って。」って言われたそうだ。うーん、分かるなあ。

こんなんでした。
指揮:ウルフ・シルマー
パルジファル:ブルクハルト・フリッツ
クンドリ:ミヒャエラ・シュスター
アムフォルタス:フランツ・グルントヘーバー
グルネマンツ:ペーター・ローズ
クリングゾル:シム・インスン
ティトゥレル:小鉄和広
聖杯騎士:渡邉澄晃、山下浩司
侍童:岩田真奈、小林由佳、片寄純也、加藤太朗
魔法の乙女たち:藤田美奈子、坂井田真実子、田村由貴絵、中島寿美枝、渡邊 史、吉田 静
アルトの声:富岡明子
管弦楽:NHK交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ
児童合唱:東京少年少女合唱隊
合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ
音楽コーチ:イェンドリック・シュプリンガー