可逆変化 - 演劇ユニットG.com

可逆変化

可逆変化。数学です。呪縛です。呪いです。みんなあ! 知らないうちに縛られてるんだよおー。

 

なんてこと言う岡田です。

いやあ連休だっちゅうに、お仕事です。昼間の整備工場の経理の仕事がたまっちゃいました。でもねえ、事務の人なら分かると思うけど、休日の仕事って捗るんだよね。なんせ電話が鳴らんし、余計なこと言う奴はおらんし、好きなオペラとか聞きながら、せこせこ入力です。
でもね、ふっと思ったわけですわ。振替伝票、つまり貸方と借方を合わせる作業ですわな。なんでやろ、なんでこんなん必要なんやろ。答えは簡単、こわーい税務署さんに目を付けられんように、「しっかり仕事してまっせ。」って言うアピールでんがな。
でもたかが、右と左の数字を合わせるだけ。

でもなんで、そんなんで人間は納得するんやろうんなあ?

まあ、イコールの問題ですわ。同じだと納得する。右辺と左辺が「=」で結ばれると納得するんですわ。数学ですな。逆もまた真なりみたいな。「可逆変化」ですな。世界が、すべて可逆的に出来ているように、「見れたら」幸せとちがいます。つまり、かつてあった「楽園」とかに戻れるんだよ、みたいな。ほら、世界は救われますよ。みたいな。

しっかしですよ。世の中そんない甘くはないんです。世界を救うとか、救われるとかなんて発想は、金持ちの甘えん坊の発想です。世界は可逆的にはできていない。なぜならエントロピーは増大するからです。

「熱力学第二法則の確信は、自然界にはいかなる仕方でも完全には逆行することのできない過程としての非可逆過程が存在する。と言うことにあります。」

まあ、一月に『闘争か逃走か』の再演です。勉強でもしまっか。

山本義孝著『熱学思想の史的展開 熱とエントロピー』1~3巻 ちくま学芸文庫