出演者紹介 その13
玉枝役の関根信一さんは劇団フライングステージを主宰し、作・演出・出演の三役をこなすほか、俳優として外部出演も多数。今回、忙しい日程を縫って、G.comの舞台に初めて出演いただきました。
Q.脚本の三浦実夫の強い希望でご出演いただいたわけですが・・・。玉枝役のどういうところに魅力をお感じになりましたか。
A.私は自分の劇団ではよく女装しますが、これまで外部出演で女役をやったことはありませんでした。実夫さんは玉枝役として一番に私をイメージされたと聞きまして、ありがたいと思いましたので、スケジュールは押していても是非出演したいと思いました。
Q.1970年の庶民のおかみさんということで、演じる上でどのようなことをお考えになっていますか。
A.私は1965年に葛飾区で生まれました。今回の舞台の神田川とは違うんですが、荒川、中川、綾瀬川などの川が流れている地域で、台風で水があふれた光景なども覚えています。1970年には5歳ですから、ぼんやりと覚えている時代でもあります。
女性を演じるにあたっては、歌舞伎ですとか色々スタイルはあるんですが、読み合わせのときに、このままでちゃんと女性に見えると言われましたので、特に何もやらず、声も作らず、普通に演じています。
Q.観客の皆さんにメッセージをお願いします。
A.この作品の世界では、血のつながりはないけど、多くの人々が身を寄せ合って生きています。とても懐かしい情景です。そういう暖かい人間のつながりを見て、ほっこりしていただけたら、と思っています。
「玉枝は常に着物で生活をしている女性ですから、所作を完璧にするよりはむしろ自然にした方が、着慣れた感じに見えると思い、そのようにしています」と話す関根さん。貫禄と人情味を兼ね備えた女性像を舞台に出現させています。関根さんの玉枝にご注目ください。

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