最終読み稽古
Marcel Lassance
いまはユニクロです。ちなみに、月・火・木・金(水・土は不定期)の夕方、川崎の蕎麦や「美濃戸(みのと)」で働いてます。そこの服がユニクロです。だから面倒くさいので、昼間もユニクロです。ユニクロって着てて楽なんで、休日もユニクロです。
だってお金ないんだもーん。の岡田です。
演劇やってるし。バブルの洗礼受けてるし。ほんと、フレンチもイタリアンも行ってねえーし。ボルドーもブルゴーニュも飲んでねーし。快楽を与えといて、奪っていく神々って許せねえよなあ、全く。とシェークスピア宜しく、他人の所為にしまーす。
とは言え。バブルっていろいろ勉強になりました。マルセル・ラサンスの服は好きだなあ。ボーナス後のバーゲンって言うと、代官山と銀座、梯子したりしてね。もう二店とも無くなりましたけど。
と言う事で、Marcel Lassanceはブランドです。デザイナーの名前でもあります。ただ、デザイナーと言うよりもセレクトかな。イタリアとかイギリスの良い服が選んであります。
シャツは、ほとんどがボタンダウン。そういう拘りはあるみたいです。あんまり目立ちません。ポロやブルックス・ブラザースのボタンダウンって直ぐ分かるんだけど。つまり、いかにもボタンダウンですよーみたいな、きちっとしてますよ、みたいな。でもマルセル・ラサンスのボタンダウンは控えめです。きちんとしてない訳じゃあないんだけど。「如何にも」では有りません。「あそび」だよなあって感じかな。
なんだろう、それって? それが「遊び」? それって「遊び」。遊びをせんとや生まれけん。ちなみに「遊」は、「自在に行動し、移動するもの」だそうです。「神と共にある状態」だそうです。孔子も「芸に遊ぶ」ことを人の至境としているそうです。(白川静『字統』平凡社)
Marcel Lassance「素材を奥深くさがしもとめ、無秩序の中に着心地の良さを常に探求しています。」だそうです。
セールの案内が来てました。でも行けないんだよねえ、僕は。あーあ、買えない。高いんだもーん。
青山の「Le Globe」(ル・グローブ)で手に入ります。あんまり量は多くないけど。
この店、SHIPSの高級版セレクトショップです。メンズのみ。6・26~7・9までセールみたい。頑張ってバブルに戻ろうかなあ。
ご興味のある方は↓みてね。
世界は、暗闇から創造
内海詩野 「岡田さん、これ読みます?」
岡田 「はあ?」
詩野 「カバン、入らないんで、良かったら。」
岡田 「ふん。じゃあ、借りる。」
友田 「小川洋子の本ねえ。ふーん。でも岡田さん。きっと、嫌いだよ。多分。」
先日の、本読みでの事、こんな遣り取りがありまして。ちなみに詩野ちゃんは、今回、『金の卵1970』出演の女優さん。友田さんは同じ文芸部。
そんでもって、やっぱり友田さん。「ピンポーン。」と言う事で。案の定、短編集『海』小川洋子著は、僕には物足りませんでした。詩野ちゃんゴメンね。
なにせ、戯曲を書けば。「世界を暗闇で包む」とか、まことしやかな、正確なお言葉を頂ける私です。中途半端は駄目。そこで、岡田の好きな短編(作家と作品かな)。
日本編
第一位 吉本ばなな(親父はどうでも良いが、娘は凄い。)『デッドエンドの思い出』(文春文庫)
実は『マナカのソファー』(幻冬舎文庫)が一番なんだけど、文庫で100頁だから短編じゃあないだろうな。短編集だと『デッドエンドの思い出』(文春文庫)がパッと出た。粗筋とか言われると覚えてないし。でも、この人、哀しい事に「見えて」いるんだと思う。
第二位 花輪莞爾(古本屋で見つけてビックリ。いまだに良く分からない作家。)『悪夢小劇場』『海は呑む 悪夢小劇場2』(新潮文庫)
なんか最近、ウチヤマ出版から『悪夢百一夜』として分厚い短編集が出ているらしい。上記二冊は、そこに吸収されているみたい。フランス文学専攻で、国学院の教授らしい。でもほんと、その本体が掴めない。子供向けの翻訳もしているらしいし。シモーヌ・ヴェイユの翻訳とかもやっているらしい。不思議だ。
古本屋で偶然見つけたと言えば、『重力と恩寵』シモーヌ・ヴェイユ(筑摩学芸文庫)もそうだなあ。題名からして不可思議。でも、この人も「見えちゃった」のかなあ。
第三位 柳美里『家族の標本』角川文庫
作家を決めた後の小説は、今ひとつかなあ。戯曲もこの本の凝縮度に比べたらって感じ。なにせ短い。その中に、人間の蠢く感情がキチンと出ている。これは凄いなあ。
最近の本は、ほんと、もっともっと「見れば」いいのにと思うけど。やっぱ、辛いからなあ。
その内、本領発揮の外国編も、書きますよ。へへへ。
